2010年03月30日

患者・医療関係者らが理想とする「がん医療」を考える(医療介護CBニュース)

 一般社団法人オンコロジー教育推進プロジェクトと財団法人日本対がん協会、NPO法人キャンサーネットジャパンは3月21日、東京都内で「オンコロジードリームチーム・キックオフ・フォーラム」を開催した。がん患者やその家族、これまで「がん医療」について考える機会がなかった人々が集まり、理想とする「がん医療」について共に考えるというもので、参加者は400人を超えた。

 フォーラムではまず、「日本の医療の現場からがん医療を考える」をテーマに、医療者、患者それぞれの立場からの基調講演が行われた。
 埼玉医科大国際医療センター腫瘍内科の佐治重衡准教授は、「医療者がどんなに手を尽くしても患者自身が理解して参加してくれないと患者中心の医療は機能しない」と述べ、双方が役割を果たす必要性を強調。そのためには、「患者になる前の方への教育が大事だ」と主張した。また医療者についても、医師数増加よりも、医師をどう育てるかの議論や、優秀な若い医師を育てることの必要性を指摘。また、「暗い医療者に診てもらいたい患者さんはいない」とし、自分たちが胸を張って、やりがいのある素晴らしい仕事をしていると言えるように、「楽しく働くことが大事だ」と述べた。
 がん体験者でキャンサー・ソリューションズの桜井なおみ代表取締役は、患者中心の医療とは「決して患者様と呼ばれることではない」と指摘。医師は患者にとって必要な情報を提供し、患者は自分や家族がどうしたいのかを医師に伝えて「意思決定の共有化」を図ることが患者中心の医療実現には必要とし、「これが今患者中心の医療で一番欠けていることであり、患者が医者のためにできることではないかとわたしは信じている」と述べた。

 続いて、がん体験者でもあるテキサス大M.D.アンダーソンがんセンター腫瘍内科の上野直人教授は、「なぜ今“思いや夢を語ること”が大切なのか」をテーマに基調講演した。
 上野氏は、自らの考えをよく話すタイプの人は話を聞く姿勢を、なかなか思いを語らないタイプの人は意見を主張する姿勢を身に付けた上で、夢を語り合うことで、共有できる夢が見えてきて、チームができるとし、「これはとても時間がかかることだが、それを続けるとがん医療の方向性が見えてくる」と述べた。

 TBSテレビの「ニュース23」のキャスターの膳場貴子氏が司会を務めたパネルディスカッション「私の夢MyDreamから私たちの夢OurDreamへ」では、佐治氏らのほか、東大医学部付属病院緩和ケア診療部の岩瀬哲副部長と、がん体験者で作家の岸本葉子氏が登壇し、がん医療を取り巻くさまざまな問題点やその解決策などについて議論した。

 最後に会場に集まった全員が参加してドリームメイキング・セッション「伝えよう、がん医療のマイ・ドリーム」を実施。それぞれが厚紙に自分の思いや夢を書き、互いに語り合った。岸本氏は「医療者と協働(でがんサポート)」、岩瀬氏は「がん医療でもかかりつけ医を」を掲げ、会場からは「納得のいく『肉腫診療』が提供される日本」や、「個々の患者さんにより良い治療を提供する!」などの夢が紹介された。


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2010年03月29日

太陽の塔 黄金の顔の目、40年ぶり点灯 大阪・万博公園(毎日新聞)

 万博記念公園(大阪府吹田市)にある「太陽の塔」の黄金の顔の目玉(直径約2メートル)が27日夜、40年ぶりに点灯を再開した。大阪万博開催40周年記念事業の一環。28日以降も毎日、日没から午後11時まで光らせる。

 塔前広場であったセレモニーで、日本万国博覧会記念機構の中井昭夫理事長と来園者代表の児童らが目玉の点灯スイッチを押した。その後、緑色のレーザー光線が当たった塔前面に「1970年大阪万博」の文字や当時のパビリオンが浮かび、花火が打ち上がると、歓声が沸き起こった。両親に連れられて当時、万博に2回来場した吹田市の会社員の男性(46)は「気付けば40年たっていた。再び、この場所でこの光景を見るとは思わなかった」と話した。

 目玉の投光器は計128個の発光ダイオード(LED)を搭載。太陽の塔は芸術家の岡本太郎さん(1911〜96)の作品で、万博開催中は点灯していたが、経費面の理由などでその後は点灯していなかった。【土本匡孝】

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2010年03月27日

<DV>被害登録の女性救出にパト20台、ヘリも 熊本県警(毎日新聞)

 25日午前11時半ごろ、熊本県警に夫からの暴力でDV(ドメスティックバイオレンス)被害者として登録されている20代女性から無言の110番があった。急行した捜査員が熊本市内で車に乗っている夫を発見、県警がパトカー20台以上とヘリコプターで約1時間にわたって追跡し、取り押さえた。県警は男がナイフを所持していたとして、銃刀法違反容疑で逮捕した。

 逮捕されたのは女性の夫で、熊本市国府、無職、櫨川(はぜかわ)司容疑者(28)。容疑は、25日午後1時5分ごろ、同県合志市の農道で、刃渡り15センチのナイフを違法に所持したとしている。

 女性は1月に県警にDVの相談をし、熊本地裁は3月、櫨川容疑者に女性に近づくことなどを禁じる保護命令を出していた。

 熊本北署によると、櫨川容疑者は女性が110番した際、近くにいたとみられる。追跡を受けて逃走中、前方をふさごうとしたパトカーに2回衝突したり信号無視を繰り返し、午後1時ごろ合志市内で停車した。櫨川容疑者は持っていたナイフで自分の首を軽く2回切り、警察官を威嚇するような仕草をした。警察官が拳銃を構えると、ナイフを捨てたという。【遠山和宏】

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